店長日記
忘れないということ
三月に入り、日差しの中に少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。
朝晩にはまだ冷たい空気が残るものの、日中の光や街の景色の中に、季節がゆっくりと次へ進んでいることを感じます。
この時期になると、東日本大震災の日を思い出します。
あの日から年月が過ぎましたが、震災が私たちに残したものの大きさは、今も変わらないように感じています。
震災をきっかけに、水や食料などの備えは広く意識されるようになりました。
実際に困ることの多かった「トイレ」の問題は、経験した人ほどその大切さを実感しているとも言われます。
水が使えないこと、衛生を保つことの難しさ、安心して過ごせない環境。
排泄の問題は、日常の尊厳にも関わる大切なことだと私たちは考えています。
その後も、熊本地震や能登半島地震など、各地で大きな災害が起こりました。
ニュースに触れるたびに、災害は決して遠い出来事ではなく、いつ自分たちの暮らしの中に起こるか分からないものだと感じます。
私たちが水を使わずに使えるトイレバッグ「ポイレット」に取り組んできたのも、そうした現実があるからです。
使う場面がないことが何よりですが、いざという時に慌てずに済む備えがあることは、日々の安心にもつながります。
震災の日が近づくこの季節、
あの日のことを忘れないこと、そしてこれからの備えを自分のこととして考えること。
穏やかな毎日を大切にしながら、これからもその想いを持ち続けていきたいと思います。
代表 望月
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