店長日記
彼岸花とおはぎの思い出
町中を歩いていると、彼岸花を見かける季節になりました。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれるこの花は、お彼岸の頃に咲くことから、
彼岸花と呼ばれるようになったそうです。「曼珠沙華」はサンスクリット語に由来し、「天上の花」を意味すると
いわれています。
私の祖父はちょうどこの時期に亡くなったため、彼岸花を見ると祖父を思い出します。
秋の運動会を見に来てくれたとき、母が作った大学芋をおいしそうに食べていたことも覚えています。
この時期になると、私も大学芋を作りたくなります。
娘が小さい頃には、彼岸花で有名な埼玉県の巾着田曼珠沙華公園へ連れて行ったことがあります。
辺り一面に咲く赤い花を見て、娘が大はしゃぎしていた姿も懐かしい思い出です。
お彼岸によく食べられるものに、おはぎがあります。一般には、秋は七草の一つである「萩」にちなんで
「おはぎ」、春は「牡丹」にちなんで「ぼたもち」と呼ばれるそうです。
お彼岸の時期になると、毎年叔母がおはぎを作って持って来てくれました。父もそれを楽しみにしていました。
ある年、家に帰った叔母から「急いで出来たてを持って行ったので、おはぎが傷んでいるかもしれない。
食べないで!」と電話がありました。父は「えっ、もう食べちゃったよ!」と慌てていました。
幸い何事もなく、今では家族の笑い話です。9月はまだ蒸し暑い日もあるため、手作りした食べ物の扱いには
気をつけたいものです。
花や食べ物をきっかけに、昔の記憶がよみがえったり、亡くなった人を思い出したりすることがあります。
お墓参りに行けないときも、町中や台所でふと亡くなった人を思い出し、
心の中で祈る時間も大切だなと思います。
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